ニュース

初の「ツキノワグマ出没警報」発令 クマに襲われたとみられる80代女性死亡事案で対策会議<福島県>

7月27日死亡が確認された80代女性は、付近で目撃が相次いでいたクマに襲われたとみられている。
警察は28日朝のパトロールを強化、福島県も緊急対策会議を開き再発防止に乗り出した。

警察巡回:「きのう門田町御山地内においてクマとみられる人的被害が発生しています。」
28日午前9時頃の福島県会津若松市門田町。
警察がチラシを配るなどして住民に呼びかけていたのはクマへの警戒だ。

住民:「逃げるのが一番いいですけど、とっさにあった場合一番怖いですよね」

「自宅付近の竹やぶにおばあちゃんが倒れている」会津若松消防本部に通報があったのは7月27日午後0時17分。家族が自宅近くの竹やぶで倒れている渡部キミ子さんを見つけた。

家族・渡部孝雄さん:「息子に見て来いよと頼んだわけ。そしたら、そこで仰向けになって血だらけになって倒れていた」

渡部さんはケガの状態などからクマに襲われた可能性が高く、運ばれた病院で死亡が確認された。
現場は山間だが、近くには会津総合運動公園も位置している。この周辺で27日相次いで目撃されていたのが、体長1メートルと50センチの親子クマ。

近くに住む人:「バイクでこっちにこう来るわけだったんだけど、そこ曲がったら、クマがちょうど2頭並んできたわけだから、驚いて、クマもおどろいてそっちに逃げていった」

なぜ被害は起きたのか?原因を調べるためにクマ除けのスズを鳴らしながら、28日午後には県職員や警察などが現場を調査。足跡など痕跡がないか丁寧に確認していた。
その後緊急の対策会議も開催し、再発防止に向けた対応を検討した。

福島県野生動物調査専門官・溝口俊夫さん:「気になったのは、家の周辺にやぶがある、クマの潜み場があるという所。そこを地域の方々も少しお考えになって、そこを管理していくということ。それが非常に重要かなと」

福島県は初めて「ツキノワグマ出没警報」を発令していて、今後はクマに関する情報共有を強化していく方針。