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集落とホテルが一時孤立 北塩原村小野川...被害状況を住民で共有 防災意識と助け合い《福島県・大雨》

福島テレビ・阿部加奈子記者:「きのう橋の上には、はまると動けなくなるほど20センチ位の泥がありましたが、復旧作業が進み片側通行ができるようになっています。
周辺の片付けも進められていますが、こちらの道路をみてみると、大きく削られ川から流されてきた石が堆積するなど本格復旧にはまだ時間がかかりそうです」

中ノ沢川の氾濫と土砂崩れが発生し、福島県北塩原村の小野川地区に続く道は寸断された。
8月4日午後に復旧したこの現場を上空から撮影すると、川が緩やかにカーブする場所から水や土砂が流れ出たことが分かる。

すぐそばに住む高嶋さん夫婦。

高嶋稔さん:「山が危ないというのがわかったので、早めに避難した方がいいなということで皆に声かけて避難しましょうと」

3日の夕方に外出先から戻ると、川が氾濫して橋が渡れなくなっていたため、自宅にいた妻の京子さんに避難するよう伝えた。

高嶋京子さん:「(土砂崩れの前)鼻につんとくるにおい。どぶと草と生臭さと。これ絶対やばいと思って(川の)勢いが半端じゃなくて」

京子さんは98歳の母親や近所の高齢者と一緒に、上流にあるホテルへ避難しようとした。
しかし、その途中でも土砂崩れが発生していたため引き返し、同じ地区の高い場所にある家に泊めてもらったという。

高嶋京子さん:「よかったです、命助かりました。これでもたもたしてたら逃げることもできなかったし」

経営するペンションは床下が水に浸かったが、馴染みの客からの電話で元気づけられているという。
磐梯山に近いこの地区、普段から災害を意識していた。

高嶋稔さん:「高齢者の方も多いので、みんな連れていくしかないので動ける人が動いて地域で助け合いですね。区長と『緊急時にはどこそこにいきましょう』とか磐梯山が噴火すればまた下がったりとか、大雨の時は下に逃げず上に逃げましょうよとか、そういう話はしていました」

区長の佐藤さんは、住民に写真を配って防災意識を高めようとしている。

佐藤明雄区長:「(今後)前こういうことあったんだよと、あの時のこと思い出して避難対策とかできるように」

同じく孤立状態となったグランデコスノーリゾート。

千葉県から来た宿泊客:「夕方お電話頂いて『大丈夫です』ということで、よかったなと思って来ました。みんなすごくここ好きなので、とっても楽しみにしていてよかったです」

4日から新たな宿泊客の受け入れも行っていて、通常通り営業している。