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請戸の春の味「シラウオ」プリプリ弾力が特徴 おすすめの食べ方はマヨしょうゆ《もっと!ぐっと!浪江町》

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福島県浪江町請戸にある「柴栄水産」は、この場所で明治30年に創業して以来、水産業を営んできた。直売所には、その日の朝に水揚げされたばかりの常磐物がずらりと並ぶ。

請戸の春の味覚と言えば「シラウオ」 栄養豊富な潮目の海でとれたシラウオは、味が濃くて弾力があるのが特徴。地元のオススメは、生のシラウオにマヨネーズとしょうゆかける食べ方だそう。淡白なシラウオにコクが加わり、おいしさが増すのだとか。 
このシラウオを2022年にはじめてタイ・バンコクに輸出した。タイで行われた福島の魚介の魅力を伝えるイベントでは、福島から生のまま空輸されたシラウオの新鮮なおいしさを味わってもらった。タイの人たちからは、大好評だったそう。

東日本大震災では、柴栄水産も甚大な被害を受けた。
震災前は直売所のほかにレストランなども運営していたが、2011年3月11日 津波によってそのすべてが流されてしまった。震災・原発事故の影響で、浪江町の基幹産業の「漁」が出来ない日々も続いた。
そのような中、2020年4月に9年ぶり請戸漁港でのセリが再開すると、柴栄水産も事業を再開。そして、同じ年の7月には直売所をオープン。再開を待ち望んでいた常連客などでにぎわった。

さらに柴栄水産では、新たな特産品の開発するなど震災から歩みを進めている。
そして事業拡大に伴う新たな雇用の創出もあり、町の元気・活気に繋がっているという。

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