ニュース

福島県には0頭 手足が不自由な人をサポートする介助犬 訓練費用は9割が寄付で認知度向上が課題

目や耳、手足が不自由な方の手伝いをする犬を「補助犬」といい、盲導犬・聴導犬・介助犬の3つに分けられる。このうち、指示を理解し素早く動いてくれる介助犬に注目した。

<手足が不自由な方をサポート>
手足が不自由な人の日常生活や、社会復帰をサポートする介助犬。スマートフォンを探して持って来たり、靴や靴下を脱がせたり、冷蔵庫から飲み物を取り出して届けるなど、果たす役割は実にさまざま。
ユーザーがどのような障がいを抱えているかに合わせて、手伝う内容を柔軟に変えることができる。

<子どもたちも驚きのサポート力>
この日、福島県福島市のこども園にやってきたのは「ファンタ君」と「バディ君」
特別なトレーニングを積んだ、日本介助犬協会のPR犬だ。
子どもたちの前で、その能力を披露。引き出しを開け、中のタオルを取って閉めてから手元に渡してくれる。さらには、落とした鍵を「テイク」と指示すれば持ってきてくれる。園児は「大変そうだった」「犬が助けてくれるってことを勉強した。かわいくて楽しかったです」と話す。

<福島県には介助犬は0頭>
介助犬を必要とする人が全国に1万5000人いるとされる一方、介助犬の数は全国で58頭だけ。福島県内には1頭もいない。
盲導犬が全国に836頭、福島県内に18頭いる状況と比べても、その数はごくわずかだ。
1頭あたりの訓練費用は240万円から300万円ほど。その約9割が寄付によって賄われているため、社会全体の認知度をどう高めていくかが課題となっている。

<まずは知ってもらうこと>
日本介助犬協会広報グループ後藤優花さんは「諦めることが多かったことが、介助犬が来ることによって出来ることが増えて、その方の生活の幅が広がっていくっていう話はよくお聞きします。やはり、お子さんとかに知って頂くと、お子さんからまた発信してくださったりするので、そういった面でも本当に色んな方に知っていただくっていうのが大事」と話す。

介助犬がもっと身近な存在になるために。私達ひとりひとりが、その存在に関心を持つことが重要だ。