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蘇る楽しい演奏 震災以降、奏でる機会を待っていた楽器 今なお休園続く幼稚園に音色が響く【福島発】

福島県南相馬市の「旧小高教会幼稚園」は、東日本大震災以降休園が続き、園内は当時のままとなっている。

20年前の卒園生・伏見友斗さん。「当時のままになっていて、遊んでた頃の思い出が...」と、かつての記憶に思いを馳せる。
伏見さんが幼稚園を訪れたのは、南相馬市小高区をモデルにして作られた曲のレコーディングに参加するため。

曲作りは、南相馬市などで音楽の楽しさを伝える「トモダチプロジェクト」が企画。楽器に対する思いから、幼稚園でのレコーディングとなった。
トモダチプロジェクトのNappo代表は「たまたまここに立ち寄った時に、目が合った楽器たちなんですけど、なんか鳴らしてほしがってるというか、なんか鳴らさないともったいないと思って」と話す。

小高区の子どもたちや卒園生が、好きな楽器を手に取り演奏。13年ぶりに綺麗な音色が蘇った。参加した小高区の小学生は「初めてこの楽器を演奏して、嬉しかったし楽しかった」と話す。卒園生の伏見友斗さんは「悲しいこともあるが、楽しいこともあるんだよ、前に進めるんだよ、この演奏で伝わればいいな」と話した。

レコーディングされた曲は、3月末の演奏会でお披露目される予定。