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暖冬で葉物野菜の生育良好!...出荷増で価格低迷 消費者には朗報も農家の収入に打撃【福島発】

福島市の農産物直売所「ここら矢野目店」
この日、野菜農家の中村謙一さんは収穫したホウレンソウなどを店に納品した。2024年はこれまでにない「暖冬」の影響を感じている。中村さんは「(寒さ対策で)薄い布みたいなものをかけるんですけど、それもやらなくて」と話す。雪や寒さの対策に時間を取られず、収穫作業などに手がかからない一方で、こんな影響も・・

福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「今年は暖冬の影響で、ほうれん草などの葉物野菜の生育が早くなっています」

通常は、店で販売する野菜の出荷量を調整するため時期をずらして栽培を行う。しかし、今年は暖冬の影響で、特にホウレンソウなどの葉物野菜の収穫が例年より1週間から2週間ほど早く、同じ時期に販売する野菜が多くなっている。影響するのは「価格」だ。

野菜農家の中村謙一さんは「(価格が)なかなか上がらなくて、殆ど『高止まり』というより『低止まり』位で」と話す。例年、この時期のホウレンソウの価格は、一袋200円程度、2024年は140円前後で推移している。中村さんは「(売上げでいうと去年と比べて?)やっぱり2・3割は減ってる。本来であったらもう1割、2割高くなってもらえれば有難いなというところですね」と訴える。

野菜の価格が下がることは、消費者にとっては嬉しいことだが、生産者にとっては「死活問題」だ。暖冬は、様々な影響を与えている。

中村さんは2023年、猛暑の影響で栽培していたネギが溶けてしまい6割出荷が出来なかった。価格が下落しているホウレンソウに関して「安い値段でも販売が出来るだけありがたい」と話していたが、異常ともいえる気候は今も農家を苦しめている。