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いわき信用組合に業務改善命令 不正融資を長期間隠蔽 秘密裏に融資を管理する役員を歴代引き継ぐ

東北財務局によりますと、福島県いわき市のいわき信用組合は、事業実態のない企業を通じた迂回融資や、預金者の名義を勝手に使い開設した複数の口座を通じた不正融資を実行。秘密裏に融資を管理する役員を歴代引き継ぐなどして、長期間隠ぺいを続けていた。

東北財務局は「前会長が絶対的な存在となっていた」「ガバナンスが機能していない」「組織全体に遵法精神が根付いていない」などと指摘。5月29日付で業務改善命令を出した。6月30日までに、業務改善計画を提出することなどを求めている。

いわき信用組合は「経営管理体制を刷新し、健全かつ適切な業務運営を行っていく」などとコメントした。
一連の不祥事をめぐっては、5月30日「第三者委員会」が会見を開く予定だ。