[気象概況]
日本付近は4日にかけて西高東低の冬型の気圧配置が強まり、5日はじめにかけて冬型の気圧配置となる見込みです。また、東北地方の上空約5000メートルには、氷点下36度以下の寒気が流れ込むでしょう。
このため、会津では、大雪となる所がある見込みです。雪雲が停滞した場合や気温が予想よりも低く経過した場合は、警報級の大雪となる可能性があります。また、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達し雷の発生する所があるでしょう。
海上では、予想よりも気圧の傾きが大きくなった場合は、雪を伴った警報級の西よりの暴風となる可能性があります。
[雪の予想]
3日18時から4日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
会津山沿い 70センチ
会津平地 40センチ
中通り山沿い 30センチ
中通り平地 20センチ
浜通り山沿い 10センチ
その後、4日18時から5日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
会津山沿い 40センチ
会津平地 20センチ
中通り山沿い 20センチ
中通り平地 5センチ
[風の予想]
3日から4日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
海上 18メートル (30メートル)
浜通り陸上 12メートル (25メートル)
中通り 12メートル (25メートル)
[防災事項]
会津では、4日未明から夕方にかけて、大雪による交通障害、建物や農業施設等への被害、屋根からの落雪に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。また、3日夜のはじめ頃から4日朝にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
海上では、3日夜遅くから4日未明にかけて、雪を伴った西よりの強風に注意・警戒してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「大雪と強風に関する福島県気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雪と風雪及び雷に関する福島県気象情報」は、4日6時頃に発表する予定です。
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