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2.2キロのサクラのトンネル 夜の森の桜は満開 8日・9日にはイベントも《もっと!ぐっと!富岡町》

福島県の桜の名所・富岡町夜の森地区のサクラは例年より一週間以上早く開花し4月3日時点で満開を迎えている。

夜の森の桜並木は、全長2.2kmに約420本のソメイヨシノが植えられている。
原発事故により桜並木の大部分が帰還困難区域になったが、2022年1月に立ち入りの規制が緩和され、すべてのエリアで観賞できるようになった。

2023年4月1日には帰還困難区域のうち、夜の森地区を中心とした地区の避難指示が解除された。

富岡町役場産業振興課伊澤暁さんは、123年前に夜の森の桜並木にサクラを最初に植えた半谷清寿さんの親戚にあたるという。伊澤さんは「多くの方々に見ていただくために、これからも守っていきたい。まだまだ帰町人口は少ないですが、震災前のように夜の森地区に少しでも賑わいを取り戻せるよう盛大なイベントを用意している」と話す。

そのイベントは、2023年4月8日(土)9日(日)には「富岡桜まつり2023」が開かれる。
8日はマツケンサンバでおなじみの松平健さんのステージ。そして、カンニング竹山さんは福テレの番組「福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!」の公開収録も行われる。
9日は大人気ユーチューバー「HIMAWARIチャンネル」のみなさんのステージショーなどが予定されている。

夜の森の桜並木では4月1日からライトアップも行われていて、午後6時からは幻想的な光景を楽しむことができる。
ライトアップ期間:4月1日~9日 午後6時~午後9時