東日本大震災から10年。
福島で生きるひとりひとりが未来へと、
つなぎたいものを、つなぐために。
私たち福島テレビも一緒に、
ひとつひとつの笑顔を、つなぐために。
それは「つなごう。」を合言葉にした、
みんなの「つなごうプロジェクト」です。
何年たっても大切なものを忘れないように。
ひとりじゃないと思えるように。
そして、明るい希望を持ちながら、
ますます前を向いて進んでいけるように。
地元の暮らしの中にいるテレビ局だからこそ、
きっと伝えられることがあると信じて、
さまざまな取材やメディアで、
映像やメッセージで、
つなぎつづけていきます。
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01
「今を、つなぎたい。」
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タイムラプスクリエイター
清水大輔 (いわき市)
- 2012年、東日本大震災で被災した福島の今を世界に発信する想いでタイムラプス制作を開始。現在はフリーランスのタイムラプス、ハイパーラプス専門クリエイターとして活動中。
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02
「村の心を、つなぎたい。」
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檜枝岐歌舞伎
千葉之家花駒座・星昭仁(檜枝岐村)
- 270年以上の歴史を誇る檜枝岐歌舞伎(県の重要無形民俗文化財)。演じるのは村民でつくる「千葉之家花駒座」で衣装づくりや化粧など裏方も自分たちで行う。その座長として、親から子へと受け継がれる村の伝統文化を守っている。
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03
「経験を、つなぎたい。」
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東日本大震災・原子力災害伝承館
加井佑佳(大熊町出身)
- 14歳で震災と原発事故を経験。ふるさと・大熊町の自宅は現在も避難区域となっている。大人に成長した少女は伝承館スタッフとして資料では伝えきれない“経験”と“思い”を伝えている。
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04
「生きる力を、つなぎたい。」
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会津伝統野菜生産者
土屋勇輝(猪苗代町)
- 震災をきっかけに、地元の猪苗代へ戻り農家を継ぐ。藩政時代に持ち込まれた会津伝統野菜 (余蒔ききゅうり・小菊かぼちゃなど)の数少ない生産者。会津伝統野菜の種を採取し、種から育てていて、まさに、農産物の品種を「つないで」いる。地元の子供たちを対象に、農業体験などを積極的に行って、自然の大切さや農業の楽しさを教えている。
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05
「コミュニティを、つなぎたい。」
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鹿島御子神社宮司
森昭文(南相馬市)
- 鹿島御子神社(南相馬市鹿島区)は約1,000年前にこの地に鎮座した歴史ある神社で、「鹿島」の地名はこの神社が由来。東日本大震災で、石塔が倒れる被害はあったものの、津波の被害からは免れた。震災後、お祭りを再開し、地域の人たちが数多く集まれるコミュニティの役目を果たしている。
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06
「タイムラプス風景編」
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撮影・編集 清水大輔
- 尾瀬 大江湿原(檜枝岐村)・JR郡山駅(郡山市)・布引高原(郡山市)・大内宿(下郷町)・鶴ヶ城(会津若松市)・不動沢橋(福島市)・吾妻小富士(福島市)・薄磯海岸(いわき市)
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07
「タイムラプス故郷の時編」
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撮影・編集 清水大輔
- ・秋元湖(北塩原村)・田子倉湖(只見町)・大志集落(金山町)・達沢不動滝(猪苗代町)・安達太良山(二本松市/猪苗代町)・真野川(飯舘村)・鹿野平(鮫川村)
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08
「帰ろうを、つなぎたい。」
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木戸川漁業協同組合
鈴木謙太郎 (楢葉町)
- 震災後、木戸川のサケのふ化事業に、稚魚の放流、遡上時に行われる合わせ網漁を取り仕切る。震災前の状況までサケが遡上を回復するために取り組むとともに、楢葉町への人々も帰ってきてほしいと願い仕事を続けている。
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09
「笑顔と夢を、つなぎたい。」
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Curry dining bar 笑夢
芳賀 眞 (福島市)
- 福島市内でカレー専門店2店舗を経営。キッチンカーでのカレー販売のほか、カレー教室などを開き、カレーを通じての‟カレーコミュニケーション”で笑顔と夢をつなげる活動にも力を入れている。
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