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3日目でついに捕獲 東山温泉に居座ったクマ 麻酔銃で撃ち...山の奥に帰される<福島・会津若松市>

温泉街に平穏が戻った。
福島県会津若松市の東山温泉で、3月27日から建物の中に入り込んでいたクマを捕獲した。

29日午後2時45分、一頭のクマが建物から飛び出してきた。
27日に会津若松市の東山温泉にある和菓子店に入り込んだクマだ。
会津若松市と捕獲隊は、28日からクマが和菓子店に隣接する空き家にいるとみて捜索を続けてきた。爆竹を鳴らすなどした結果、クマが地下1階部分にいることを突き止めた。

午後2時すぎ。捕獲隊などは建物の穴から顔をのぞかせていたクマに麻酔銃を撃った。その後、建物の外へ飛び出したクマ。麻酔がきいたところを捕獲した。
体長は約1メートル、重さ50キロのほどの成獣に満たないクマだった。

捕獲隊は「やっとひと段落これでゆっくり休めますね」と話した。クマに入られた和菓子店の関係者は「建物はつながっているんですけど、つながっている所をバリケードというか、こっちにこないように安全対策をしてもらったので、それを含めて行政と相談して営業再開した。あすからも普通に来てくださいと大手を振って言えるのかなと思います」とほっと胸をなでおろしていた。

建物の隙間からこれまでも出入りしていたとみられるクマ。山の奥に帰された。