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<福島第一原発>6号機の使用済み燃料 取り出し完了

東京電力は4月16日、福島第一原子力発電所6号機の使用済み燃料の取り出しが完了したと公表した。

6号機の使用済み燃料プールには1456体の使用済み燃料が貯蔵されていて、2022年8月から取り出しがはじまり、原発構内にある"共用プール"への輸送が行われていた。
使用済み燃料の取り出しは完了したが、6号機には428体の新燃料が残っていて、この取り扱いについては引き続き検討を進めるという。

6号機は2011年の事故当時、定期検査のため運転停止中だった。電源が確保できたことから大きな損傷には至らなかったが、2014年1月付で廃炉が決定し、研究開発等に活用することが検討されている。

2025年4月16日現在、福島第一原発では3、4、6号機の使用済み燃料の取り出しが完了している。残りの使用済み燃料は1号機に292体、2号機に587体、5号機に1374体で、計2253体が建屋に残された状態となっている。