記録的暑さに少雨 キュウリに生育の遅れや収量減も 雨に期待するキュウリ農家 福島・須賀川市
最近、まとまった雨が少なかった福島県内。いま、キュウリ農家にある異変が起きている。
福島県須賀川市にあるキュウリ農家・熊田智裕(くまだともひろ)さんの畑。今は収穫のピークで多い日は1日4000本ほどを収穫する。
キュウリ農家・熊田智裕さんは「これがきゅうりの成長点になるんですが、この成長点が止まった部分っていうのは、人間ではやけどみたいなところで」と話す。
日に焼けてしまったキュウリの葉。連日30度以上の暑さが続いたことで生育が遅れたり、曲がるなどの影響がでている。
熊田さんは「初期成育でうちでは5割ぐらい成長点が焼けてしまったということで、生育の遅れが1週間から10日出たということと、やっぱ収量的にも少なからずとも2割、3割は少なくなってしまうのかな」と話す。
それでも対策をとりながら例年通り、みずみずしく、おいしく仕上がっているというキュウリ。7月14日は恵みの雨となった。
熊田さんは「やっぱ雨がこれだけ、自然の雨が降るということで、きゅうりにとってきょうは生き生きしている状態を保っています。岩瀬のきゅうりおいしいですので、皆さん食べていただければ嬉しく思います」と話した。
10月末まで続くというキュウリの収穫。農家が天候を気にかける日々が続く。