ニュース

従業員が入所者の現金盗む"経済的虐待" 会津若松市の有料老人ホームを処分<福島県>

福島県は、会津若松市の「有料老人ホーム プラセール日新」について、9月18日から10月17日までの1か月間、新規利用者の受入停止とする処分を下した。

県によると、処分の理由は、従業員が入所者の現金を盗む"経済的虐待"の事実が確認できたため。
1人の従業員が入所者1人から現金を盗み、また、別の従業員1人も、入所者3人から現金を盗んだという。被害金額は1人数千円から数万円で、入所者から「お金が無くなった」などと施設に相談があったことから発覚した。
処分の理由はこの事実と、事業者が窃盗の疑いを認識していながら市への通報を速やかに行わなかったことによるという。
県によると、当該の従業員は2人とも、この事件後に施設を辞めている。

県は処分の重さについて「過去の処分事例や他県の事例を踏まえて判断した」としている。