福島・大熊町の復興拠点に新たな市街地整備 造成工事の安全祈願祭 商業施設や研究施設など誘致へ
福島県大熊町の復興拠点に新たに整備される市街地の造成に向けた安全祈願祭が行われた。
新たに整備されるのは、3年前に避難指示が解除された大熊町の西大和久(にしおおわぐ)地区で、JR大野駅周辺の約23ヘクタール。10月7日は関係者約70人が出席し、工事の安全を祈願した。
新たな市街地には、ホームセンターなどの商業施設や研究施設などを誘致する計画で、災害時に一時避難場所としても機能するパークゴルフ場も整備する。
大熊町の吉田淳町長は「ここで産業、商業、そしてスポーツが出来る防災施設。そういうものが整備できますので、町にとっては復興の弾みになる」と期待を寄せた。
造成工事は2027年9月末に終わり、道路やパークゴルフ場は2030年度までに完成する予定だ。