2025年の福島をニュースで振り返る【地域・経済】 県出身作家が芥川賞・新商業施設オープン
2025年は福島県でどんなことが起こったのか?ニュースでこの一年を振り返る。今回は地域・経済について。
■1月 郡山出身作家が芥川賞
「福島っていう場所は、色々なことを考える上での自分の原風景になっていることは確か。これから先、確かにそういうものを文学の場に残せる仕事をしていけたら」と話すのは、福島県郡山市出身の鈴木結生さん。
「ゲーテはすべてを言った」で芥川賞を受賞した。福島県内出身・在住としては三春町・福聚寺住職の玄侑宗久さん以来、24年ぶりの快挙となった。
■3月 郡山に新たな商業施設
旧イトーヨーカドー郡山店の跡地に「ヨークパーク」がグランドオープンした。
福島県内初出店となるロフトなど、あわせて36のテナントが入り、初日から多くの買い物客で賑わった。
訪れた人は「今まで、来たくて来たくて。ここがいつも閉まっていると寂しくて、とても今日うれしいです」と話し、開店を心待ちにしていたようだ。
■4月 15年ぶりのさくら祭り
福島県浪江町の請戸川沿いで、15年ぶりにさくら祭りが開催された。
請戸川沿いの約1.5キロにわたり120本の桜並木がつづく。
■5月 日本一奪還
全国新酒鑑評会で福島県が金賞受賞数1位に。兵庫県と並ぶ16銘柄で、3年ぶりに日本一に返り咲いた。
福島県観光物産館の櫻田武館長は「蔵元の皆さんには本当に感謝。ありがとうと言いたいです。3年ぶりの喜びを爆発させていきたい」と話した。
■9月 太陽光発電所 商業運転はじまる
福島市の先達山太陽光発電所が9月30日に商業運転を開始した。景観の悪化や太陽光パネルからの光の反射などの問題が繰り返し指摘されるなかでの売電がはじまった。
先達山を注視する会の梅宮毅共同代表は「住民の人たちが何も知らないまま今日を迎えているというところが、非常に異質な、異様な雰囲気。おぞましい雰囲気を醸し出しているなと私たち感じている」と語った。
■11月 メガドンキ進出計画
「ダイユーエイトMAXふくしま」に「MEGAドン・キホーテ」が進出する計画がわかった。店舗の1・2階の一部フロアの営業を12月末で終了し、2026年夏にオープン予定だという。
■クマの目撃が相次ぐ
12月23日までの目撃件数は1969件。人的被害は21件・24人にのぼり、専門家も「異常事態」と警鐘を鳴らす事態となった。
















