
九谷毛筆細字「田村敬星展」のお知らせ
九谷毛筆細字を手がける田村敬星さんが福島テレビ郡山支社にいらっしゃいました。
持ってきていただいた香炉をよく見ると「百人一首」という文字が見えませんか。
さらに黒く四角の模様に見える部分も文字。なんと百人一首が書かれているのです。
「九谷毛筆細字」とは主に和歌などの古典文学を極細の毛筆で磁器に描き込む技法です。
もちろん九谷焼磁器ですので、器をかたちづくり、焼き、そのあと粘性のある釉薬で極小の文字を描き焼き、模様も描きまた焼くという作業。
田村敬星さんは三代目。石川県で田村家に一子相伝の技法として受け継がれています。
香炉をはじめ花瓶、大皿、茶道具などが見られる機会が郡山市のうすい百貨店であります。
田村さんは「一子相伝の九谷毛筆細字の世界観を福島県民の皆さんに感じて頂きたい」と話されていました。
7年ぶりの個展となります。どうぞお出かけください。
唯一無二の世界 九谷毛筆細字「田村敬星展」
会期:6月11日(水)~16日(月)
※最終日は午後4時閉場
場所:うすい百貨店 8階ギャラリー