国の専門家会議は現在感染が拡大している要因を4つ挙げている。「BA.5が国内主流になる可能性」という他に、「3回目ワクチンの感染予防効果が弱くなっている」ことも挙げられた。

郡山市で4回目のワクチン接種を受けた人も理由はここにあった。
80代女性：「（ワクチンは）やっぱり年寄りにとっても、効果は薄れてきてますから、いくらかそれを防げるようにと、思ってました」
60代男性：「（ワクチン接種を）やってないで、重症化して、医療状況は逼迫するのが一番よくないので、そういうの気にして、自分だけじゃなくて、そういうこともあるので、受けてます」

7月11日に郡山市の星総合病院では、初めて4回目の集団接種が始まり、約330人が接種を済ませた。福島県内全体で見ると4回目接種を終えたのは3万7000人余りだ。

一方、後藤厚生労働大臣は「夏休みも近く、人と人との接触増加が予想される」として、更なる感染拡大を警告した。
4回目の対象ではない多くの人がワクチンに頼ることができない今、長期的なロードマップで対策を示す必要性が高まっている。