ようやく間に合った!農業用ハウス倒壊の農家 大雪被害を乗り越え...米どころで田植え始まる 福島・湯川村
5月15日も福島県内は汗ばむ陽気となり、"夏"が近付くなか、実りの"秋"に向けた準備が進んでいる。
福島県内有数の米どころ湯川村で始まった田植え。農業用ハウスが倒壊した2月の大雪被害を乗り越え、例年通りの作付けに間に合うことができた。
15日から田植えが始まった湯川村の勝常地区。この地区では約40haの田んぼを地域の農家で協力し合って稲作を行っている。この日は約20人で早生種の「しふくのみのり」などを植えていた。コメ農家の高橋勝彦さんは「ようやくっていう感じです。ようやく、間に合った」と笑う。
会津地方を中心に農業関連の被害が3億円を超えた2025年2月の記録的な大雪。
この地区でも農業用ハウス10棟のうち2棟が雪の重みで倒壊したが、約400万円かけて資材を調達し、自分たちで再建した。
雪による被害を受けた農業用ハウスのあった場所は現在、ハウスが建て直され、中には田植えを控えた苗がずらりと並んでいる。例年通りの作付けに間に合った。
コメ農家の高橋さんは「できるだけ日本のお米を食べていただきたいという風に思いながら(作業しています)。早めにおいしいお米を皆さんにお届けできればなという風に思ってます」と話した。
この地区では、5月末まで田植えが行われる予定だ。