ニュース

福島県立医大が「熱中症予防」講座 体が暑さに慣れない時期は注意が必要 朝食を摂って無理にでも休憩を

5月21日の予想最高気温は福島で33℃、郡山や会津若松で31℃と福島県各地で真夏日となる予想だ。福島市では20日、熱中症対策の呼びかけも行われた。

「年度も言いますけれど、熱中症は本当に怖い。まさかが自分にも起こりますよ」
福島市のアオウゼで開かれた福島県立医科大学の「熱中症予防」講座には、60人ほどが参加した。
●体の中から冷やすときには、できる限り冷たく
●外から冷やす場合には、ほどほどの冷たさで
●朝食は必ず取る
●無理にでも休憩を取ること、などの対策が紹介された。
参加した人は「私も畑仕事やっていますが、くれぐれも注意しながらやっております。水分はちょびちょび飲めって言われてますので」「主人の部屋が25℃以上になってもエアコン(嫌いで)使わないんですよ。ペットボトルを冷やして、凍らせて部屋の中に部屋の中に2、3本。それ今日帰ったら試そうと思って」と話す。

「まだ大丈夫かも」と思ってしまいがちだが、体が暑さに慣れないこの時期は特に注意が必要だ。
身体を外から冷やす場合だが、県立医大の各務教授によると、太い血管がある手のひらや前腕を冷やすと、冷えた血液が巡って有効だということだ。

福島県は6月から熱中症対策の一環で、公共や民間の施設1300箇所あまりをだれでも利用できる「ふくしま涼み処」として運用する。
お出かけの前にチェックして、無理をしないで暑さからすぐに逃げられるようにしておこう。