相馬にも熊がいる!福島・浜通りで相次ぐ目撃情報 住民は「ウソであってほしい」 各地で警戒強める
福島県では、阿武隈川より東側にはいないとされてきたクマ。しかし、ここ数日、福島県の沿岸部・浜通りでも目撃が相次いで寄せられ、自治体側は警戒を強めている。
■川俣町では初捕獲
福島県川俣町山木屋地区で、5月28日に捕獲された、体長1メートル20センチほどのクマ。川俣町でクマが捕獲されたのは初めてとみられていて、川俣町では「人的被害が及ばないよう対策していく」としている。
■相馬市にもクマがいる
福島県相馬市の大野台公園でも、5月28日にクマらしき動物が目撃された。市と警察が周辺を確認したが、現在もその動物の正体も行方も分かっていない。
「相馬市にもクマはいる」・・・そのことが確認されたのが6年前、東北中央道の相馬山上インターチェンジ近くの山間で撮影された映像だった。東京農業大学の調査で、相馬市にもクマが生息していることが分かった。
■住民「ウソであってほしい」
2025年度に入り、相馬市に寄せられたクマらしき動物の目撃情報は4件。(※前年同期比で+2件)これまで「いない」と考えられてきたクマへの警戒を強めている。
クマが目撃された付近住民は「ウソであってほしい。怖いからこまめに見たりしているけど」と話す。
相馬市・産業部農林水産課の三宅秀典さんは「相馬市にもクマがいることは確認されております。相馬市の山沿いにもクマがいるっていうことを認識していただいて行動していただきたい」と注意を呼び掛けた。
これからの時期も、活動を活発にするクマ。もはやすべての地域で注意が求められている。