備蓄米の販売 福島県内でも6日から開始 いわき市のマルト1店舗 数量限定 5キロで税別1980円
6月5日、福島県いわき市のスーパーに到着した1台のトラック。5キロで2千円という価格が高騰する前の水準で、6日から福島県内でも販売を開始する。
■備蓄米がスーパーに到着
いわき市小名浜のSCマルト君ヶ塚店。備蓄米を乗せたトラックが到着した。5日運び込まれたのは、政府が随意契約で放出した備蓄米600袋だ。
■6日から5キロ1980円で販売
スーパーの出入り口前に大量に積まれているのは、古古米。新潟県産の2022年度米で価格は5キロで1980円(税別)。この店舗は5月中旬から改装工事で休業していて、備蓄米の販売は6日迎えるリフレッシュオープンの"目玉商品"だ。
マルト商事加食部の伊藤正紀部長は「話題に絶えない備蓄米ですが、ようやく弊社に入荷しまして、地域のお客様に販売する事が出来て(出来るようになり)まずはホッとしております」と話す。
■6日午前8時から整理券配布
1家族1袋限定で6日の午前8時から整理券を配布、午前9時から販売が始まる。
「これだけの量のお米が並ぶというのは久しぶりのことですので、まずは明日混乱が起きないように、販売できればと思っております」とマルト商事の伊藤部長は話した。
今回マルトは、加盟するグループの供給網を活用し備蓄米を確保していて、6月中旬からは全店舗で順次販売を始める予定だ。
■県内の他店舗でも販売へ
いよいよ福島県内で備蓄米の販売がはじまる。7日にはリオンドールの2店舗でも1家族1袋、300袋限定で販売される。また、ヨークベニマルでは6月中旬から、ローソンでは6月14日から全国で販売が開始されるなど、広く流通にむけて各店舗で準備が進んでいる。