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福島県の高校生の約4分の1が「勉強以外で1日5時間以上ネット利用」

福島県の高校生の23%が、勉強以外でインターネットを1日5時間以上利用していることが県などの調査で分かった。


福島県は、県内の子どもたちのインターネットの利用状況や基礎知識の習得度合いを把握し、インターネットの適正な利用につなげるために、2023年度から県教育委員会、県警察本部と連携して子どもたちにインターネット利用に関するアンケート調査を行っている。

2024年度は小学生から高校生までの県内6万1000人あまりの児童生徒、また3万6000人あまりの保護者を対象に調査を実施。その結果、勉強以外での平日1日あたりのインターネット利用時間について、「3時間以上」と回答したのは小学生で19%、中学生で29%、高校生で58%といずれも前年度の調査から増加した。
このうち高校生については、回答者の約4分の1にあたる23%が「5時間以上」と回答。
利用内容についてはすべての年代で「動画を見る」が最も多かったという。

また、自分専用のスマートフォンの所持率は小学生で24%、中学生で70%といずれも前年度と比較して増加。一方で、子どもが使うスマートフォンにフィルタリングをかけている割合は57%で前年度と変わらなかった。


福島県は「全国的に、子どもがSNSを通して思いもよらない事件やトラブルに巻き込まれることも増えてきているため、インターネットと長時間接しているぶん、子どもたちの情報リテラシーを高めるための取り組みを早急に実施していきたい」としている。