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津波で水族館は臨時休館、旅館にキャンセル相次ぐ 夏休み期間中の警報発令 福島県の観光・経済にも影響 

ロシア・カムチャツカ半島付近で7月30日朝に発生した大地震により、福島県内の沿岸部に発表された津波警報。いつもであれば夏休み中は観光客でにぎわう福島県内の沿岸だが、観光・経済への影響も出ている。

■水族館は臨時休館
太平洋に面する水族館「アクアマリンふくしま」は、安全を考慮し臨時休館としたが知らずに訪れる人もいた。北海道から帰省中だという人は「ムササビの森、アスレチックできる所があるのですけど、子どもたちはしっかりスニーカー履いてきたけど、お休みでした。とても残念です」と話す。

■旅館ではキャンセル相次ぐ
沿岸の8つの海水浴場がすべて遊泳禁止となるなど、影響が出た福島県内。いわき市の海沿いにある旅館「なぎさ亭」では、50人近くからキャンセルがあった。
なぎさ亭・徳永真理子さんは「痛手は大きい」と話す。
14年前の東日本大震災で津波被害を受けたこの旅館。津波警報発令で、あの日の記憶がよぎり従業員や宿泊客を急いで避難させたという。
徳永さんは「一回味わっているから、余計怖いのかもしれません。お客さんのこともあるし、私たちもそうだし、やっぱり早く落ち着いてくれれば良い」と話した。