秋の気配 服装もさまざま 百貨店の売れ行きにも変化 着こなしのポイントは残暑と秋の両立
9月も終わりに近づき、朝晩の気温にも秋の気配を感じるようになった。29日の福島市の最高気温は27.4℃と、少し歩くと汗ばむ暑さに。この時期は服装選びに迷う人も多いようだ。
■秋の装いは様々
日中の最高気温が26.9℃まで上がった郡山市。30日は一日の寒暖差が10℃ほどになる予想で、気温の変化が激しい日が続く。人が行き交うJR郡山駅前を見てみると、長そで姿の人もいれば、半そでを着る人もいるなど服装はさまざま。
道行く女性は「難しいですね。半袖着ていいのか、長袖着ていいのかわからないので、今みたいなこういうシースルーな長袖着るとかが多いですね」「色をちょっと暗めにしたりとか、茶色とか濃い目の赤とかにして、夏過ぎないように、でも秋服だと暑いのでちょっと難しいですね」と話す。
服装選びに困る秋口。着る人だけなく販売側のアパレルショップでも工夫が続いている。
■百貨店は暑さの影響残る
うすい百貨店のTOMORROWLAND(とぅもろーらんど)。店内に並ぶ服はすっかり秋の色だが、売れ行きにはまだ暑さの影響が...うすい百貨店TOMORROWLANDの河崎貴予さんは「年々、残暑も残りますので夏物を着こんでいただくお客様も多く、ジャケットの中もまだまだTシャツのような素材も動いています」と話す。
■ポイントは残暑と秋の両立
この先1ヵ月は平年よりも気温が上がる一方、朝晩は冷え込む日が多くなる見込み。快適な着こなしのポイントは「残暑」と「秋」の両立だ。
TOMORROWLANDの河崎さんは「ナイロンのポリエステル軽やかな素材を使っていますので、伸縮性もありますしストレッチ性もありますし、着心地もいいかと思います」と紹介する。ふんわりとした毛足感と軽いタッチが魅力的の二ットベスト。秋色のベージュを使いつつ、暑さにも対応できるよう通気性の高いポリエステル素材などを使用している。河崎さんは「秋の気分を盛り上げてくれる1枚ですし、朝晩の気温の変化の時に1枚あると便利なのでおすすめです」と話す。
また、薄手の生地を採用した落ち着いた色のインナーや、透け感のあるブラウスなども人気だということ。
寒暖差が大きいこの時期。アパレル店も品揃えに試行錯誤している。
■朝の服選びの参考に
朝の服選びに悩む時期、そんな時にはこちらを参考に。ウェザーニュースが発表している気温ごとの着るものの目安。今週は日中は25℃以上、朝晩は15度前後と冷え込みそうだということで...日中は半袖シャツ、朝晩はカーディガンやセーターがあると安心だ。気温変化で体調を崩しやすくなる時期なので、着るものでしっかり対策を。