福島県庁・畜産課の職員が公用の携帯電話を紛失 かばんごと盗難か

福島県は、9月28日に畜産課の職員が公用の携帯電話1台を紛失したことを発表した。
紛失した携帯電話は、休日や夜間に畜産農家からの緊急の通報を受けるために使用されていたもので、県中・県南・いわき地方の畜産農家などの氏名・電話番号180件程度が保存されていた。
県によると、職員は9月28日にいわき市で行われた動物愛護フェスティバルに、ボランティアスタッフとして参加。午前8時半にいわき市総合保健福祉センターの共用スペースに携帯電話が入ったかばんを置いて作業を始めたが、午後2時頃にかばんごと無くなっていることに気が付いた。その後警察に通報し、遺失物届を提出したという。
共用スペースは一般の利用者も自由に出入りできる場所で、県は盗難にあった可能性があると見ている。携帯電話は現在通信機能を中止した状態となっているが、電話帳などは見ることができる状態になっている。
県は個人情報が漏えいした可能性がある畜産農家などに対し、状況の説明や謝罪の連絡を行ったという。