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大熊町で製造したバイオエタノール燃料で車が初の公道走行 福島市までの約100キロをデモ走行 福島

福島県内で作られたバイオエタノールを使った燃料で公道を走行するイベントが、初めて福島県大熊町で行われた。

バイオエタノールとは、植物を原料につくられたバイオ燃料の一種。今回、燃料に使われたバイオエタノールは、浪江町で栽培されたソルガムを使って、大熊町の事業所で製造されたもので、ガソリンと混合すれば、市販の車で使用できる。

「ピー!発進!」県内で作られたバイオエタノールを使った燃料で車が公道を走るのは初めてで、大熊町から福島市まで約100キロをデモ走行した。
次世代グリーンCO2燃料技術研究組合の中田浩一理事長は「どの地域でも使える可能性が出てきますし、当然、今のブラジルとか、アメリカにも使っていただけると思いますし、そういう意味では、サステナビリティのあるエネルギーの1つになると考えています」と話す。

この事業所では、今後、主に県内の植物を原料にしたバイオエタノール燃料の開発を進める計画だ。