暖房が欲しくなる季節 物価高で中古品の需要も急増 コードの変形やほこり...シーズンはじめは点検を
朝晩の冷え込みが厳しいこの時期、暖房器具を使い始めた方も多いかと思う。福島県内のリサイクル店でも需要が急増中。繁忙期を迎えている。
■中古暖房器具の需要増加
中古の家電や生活雑貨など約4万点を揃えるアメ商百貨店須賀川店。
10月から暖房器具を買い求める人が増え始め、この1週間で10台ほどが売れたという。
最近の物価高騰もあいまって、新品の半額程度で購入できる中古の暖房器具は需要が増している。買い物客は「物価高は直で影響しています。やはり半額以下で買えるというのが魅力です」と話す。
また、この時期は買い取り依頼も急増。この店ではメンテナンスにも力を入れていて、持ち込まれた暖房器具の分解・清掃作業も大忙しだ。
アメ商百貨店須賀川店の植杉匠水さんは「安心安全に使っていただけるように、他店ではやらないような隅々までメンテナンスをしている」と話す。
冬本番に向け、忙しい時期が続く。
■おうちにある暖房 使う前に
久しぶりに暖房器具を使う際には、私たちもメンテナンスを心がける必要がある。
製品評価技術基盤機構・NITEが発表した、暖房器具の過去5年間の事故発生件数を月別にまとめたものをみると、11月から増えはじめ12月がピークとなっている。
NITEが呼びかける【電気】暖房器具と【石油】暖房器具の点検ポイントが
【電気】暖房器具は「電源コードや電源プラグが変形・破損していないか」「本体に変色や変形等の異常がないか」など。
【石油】暖房器具は「ほこりがたまっていれば取り除くこと」「新しい灯油を使い昨シーズンの灯油を使用しないこと」などとなっている。
冬を安全に暖かく過ごすために、しっかり確認を。
















