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B2・福島ファイヤーボンズ 昨シーズン最下位から今季は18連勝!大躍進のワケ《2025重大ニュース》

2025年の福島県内の重大ニュースを振り返る。18連勝を記録した福島ファイヤーボンズ。最下位に沈んだ昨シーズンから、大躍進のワケとは?

■桁違いに楽しい!ボンズの試合

B2東地区首位を走る、福島ファイヤーボンズ。小さな子どもから大人まで...ワンプレーに一喜一憂しながら、心掴まれるブースターたち。
ブースター歴3年目の仙台在住の人は「めちゃくちゃ楽しいです。多くの人に来てほしいです、勝っても負けても楽しいので」と話す。
また、ブースター歴5年目の中学3年生は「アリーナが新しくなってからケタ違いに楽しくなって、ブースター一丸で熱狂空間っていう感じです。来ないと損っていう感じです」という。

■トップリーグ参入を目指して

来シーズンから、大きく変わるプロバスケリーグ。トップリーグをBプレミアとして、ボンズの参入が決まっているBワンなどに再編され、成績による昇格や降格がなくなる。
ボンズは、2029年からのプレミア参入を目指しているが、その条件が平均集客4000人と売り上げ12億円。
ここまで平均4357人の観客を集めるボンズは、トップリーグ参入へ、これ以上ない勢いが生まれている。

■大躍進のワケ「情熱と犠牲」

盛り上がりの背景にある、「チームの強さ」
昨シーズンは最下位のチームがなぜ大躍進を遂げたのか?GMの渡邉拓馬さんにズバリ聞いた。
渡邉GMは「情熱と犠牲」だという。「選手に限らず、みんなが情熱を持って取り組んでいるということが試合で形になって出ている。さらに特にバスケットボールは得点シーンが注目されがちだけど、そのほかにもディフェンスとかリバウンドとか、自分が犠牲にならなきゃいけないことがたくさんある。そういうところが各々チームのためにできている」と説明する。

■大変革のシーズン 証明した福岡戦

今シーズンは、チーム記録の18連勝を達成したボンズ。昨シーズンからメンバーをほとんど入れ替えた、「大変革」のシーズンだった。
その強さを証明した、ブースターたちも印象に残った試合というのが、2025年11月30日の福岡戦。Bリーグ史上初となる「クアドラプルオーバータイム」=4度の延長戦という死闘を制した。
渡邉GMは「ああいう試合を勝てるのも、このチームが持っているものだと思いますし、ライアンHCの腕だと思う。ただあれを落とすのと勝つのでは、まったく状況が変わってくる。インパクトは出せたかと思う」と振り返る。

■一番の強みはブースター

今シーズンの成績を見ると、得点力やミスの少なさ、アシストなどでリーグ1位を誇るボンズ。今年の一番の強みについて渡邉GMは「やっぱりブースターの応援。多分アリーナに選手がウォーミングアップするために足を踏み入れた時のモチベーションの上がり方はスゴイと思う。あの景色を見ただけで、どんどんやる気が上がってくるので、それだけでも感謝したい」と語った。