衆院選2026《争点・物価高》 コスト抑える努力...厳しい運営続く子ども食堂 抜本的な経済対策と支援を
衆議院選挙の争点や候補者の訴えをシリーズでお伝えする。今回は「物価高」について。
■子ども食堂立ち上げ講座
「高齢者の方の自分の居場所になっていたり、或いはお母さんにとっての大切な居場所になっていたり、お父さんにとっての居場所になっていたり、子どもだけの場所ではない」1月29日、福島県いわき市で開かれた「こども食堂立ち上げ講座」。
こども食堂を運営している団体や立ち上げを検討している人など約20人が参加し、開設や運営のノウハウについて意見交換が行われた。
60代の参加者は「店は開いているので、やろうと思えば明日からでもやりたいんですが、やり方であったり、自分の思いであったりがまとまれば良いなと思ってますね」と話す。
■長引く物価高がハードルに
一方、運営側にとって大きなハードルになっているのが長引く「物価高」だ。
「食材費の高騰。必要経費については出来るだけ自前といいましょうか、寄付の集積などで補っていく必要があるのかなという風に思います」
全国のこども食堂をサポートする団体によると、こども食堂の経営者の約5割が運営での困りごととして挙げるのが、「運営資金不足」。
また、8割以上が「物価上昇による影響を感じている」と答えている。
県内150のこども食堂が加盟するふくしまこども食堂ネットワークも厳しい状況で、やりくりする現状に危機感を抱いている。
ふくしまこども食堂ネットワークの堀田美華さんは「コメの価格ですとか、食材の価格がどうしても高騰してくるので、その費用で購入しながら、参加費は据え置くと言う形で運営をされているこども食堂が多いと聞いています」と話す。
■厳しい運営続く子ども食堂
「ここがお弁当を引き渡す場所になります。その前のお弁当を並べて配膳する場所にもなります」
8年前からいわき市でこども食堂を運営する増子裕昭(ましこひろあき)さん。週に2回、約70食の朝食を提供している。共創のまちサポートの増子さんは「朝食ですから、逆算すると4時半ぐらいから、作り始めます。子ども達に体力をつけるまで、しっかりバランスの取れた食事・朝食が大事なので、朝食を差し上げたいという思いでやってます」と話す。
しかし、コメや野菜などの食材費は前の年に比べて約1.2倍に上昇。価格の安い食材を選んだり、特売日にまとめ買いをするなどコストを抑える努力をしているが、厳しい運営が続いている。増子さんは「今まで通りのものじゃなくて、ランク(価格)的には下のものとか、あとは少量にするとか、献立を考えなくてはいけないような状況にはなってますね。限られた少ない予算でやってますから、かなり影響は出てきてます」という。
■抜本的な経済対策と支援を
物価高の影響もあり、企業などの寄付金が減る一方で、家計が苦しい世帯が増え、需要が高まるこども食堂。増子さんは抜本的な経済対策と支援の必要性を痛感している。
「子どもの政策、あとは貧困対策、あと高齢者の対策、全て合わせてこども食堂はやっている訳ですから、もう少し国とか行政の手がいただければありがたいなと」と増子さんは話した。
















