給食の赤飯廃棄を受けいわき市が緊急会見「対応をお詫び」 3月11日に卒業祝いのため準備
おめでたい場面で振舞われることも多い“赤飯”。3月11日に取った対応をめぐり、いわき市が急遽会見を開き謝罪した。
■市長の緊急会見
「生徒の皆様、調理してくださった皆様、そして保護者の皆様。全国から沢山の抗議のお言葉もいただいておりますので、そういった方々も含めまして、今回の対応に対して、本当にお詫び申し上げたいなと思っております」
3月16日にいわき市が急遽行った会見。いわき市の内田広之市長が謝罪したのは、東日本大震災の発生から15年の節目を迎えた3月11日の出来事だ。
■震災の日に赤飯は?
いわき市内の5校の中学校では、卒業祝いとして給食に赤飯が用意されていた。
しかし、当日の朝に保護者から中学校に「震災の日に赤飯を提供していいのか」という電話があった。
この意見を踏まえる形で、いわき市の教育委員会は赤飯の提供を中止。調理済みだった約2100食分は廃棄され、生徒たちは代わりに各学校で備蓄されている非常用の缶詰のパンを食べたという。
■市民の声
70代男性:「タイミングが良くない。いわきの人は震災で大なり小なり被害を受けている。赤飯は普通おめでたい時に配る」
70代女性:「廃棄したのは、ちょっと納得いかない。みんな困っているのにね。捨てるのはおかしいんじゃないの」
50代女性:「きちんと前もって説明して、反対意見がないかどうか確認するべきだったのかなと思います」
10代男性:「もし震災の日に給食で出されたら、別に何とも思わず食べます。気にしすぎかなって思います」
■廃棄したことを反省
今回の対応をめぐっては、いわき市に3月16日午後4時時点で約200件の意見が寄せられていて、多くが対応を疑問視する声だという。
いわき市教育委員会の服部樹理教育長は「食べ物を大事にすることを教えるのが教育ではございますが、そういたことに関しての十分な検討や配慮が行き届かずに、廃棄してしまったことについては深く反省しております」と述べた。
いわき市は、今後、教育委員会との連携を強化するなどして再発防止を図る方針だ。
















