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新型コロナ収束で変化 専門クリニックは解体し19あったベッドは2床に 5類移行から一年

新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かったことによる“変化”は、医療提供体制にも起きていた。

福島県会津若松市の「わかまつインターベンションクリニック」の発熱外来には、現在も一日3人ほどが訪れているが、ピーク時には一日20人にのぼった。

感染拡大に対応するために、2021年12月に専門のクリニックを開設。
19の病床を整備し、これまでに合わせて380人の入院患者の診療にあたってきた。
しかし、いまは感染状況が落ち着いたことから、専門のクリニックは解体し病床は2床に減らしていて、現在入院患者はいない。

阿部亘院長は「皆さんが感染して抗体を作るというか、発病しなくても抗体を作る。あるいはワクチンを打って抗体ができるということで、重症化例が少なくなったというのが受診しなくなった理由の一つだろう」と話す。
その上で、「今まで培ってきたコロナのノウハウ、手洗いやマスクというのを自分や家族を守るためにも継続するべき」として、基本的な感染対策の継続を呼びかけている。