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念のためのリモート勤務で職員に濃厚接触者なし 福島県知事・新型コロナ感染 経路は不明

<福島県庁で急遽開かれた5月22日夜の記者会見>
福島県 秘書課・山内建史課長:「本日5月22日、内堀知事が明日からの勤務にむけてPCR検査を受験しましたところ、陽性と判明をいたしましたのでお知らせをいたします」

福島県によると内堀知事は、5月16日に福島市内で会食した人の感染が確認されたため、自宅勤務に切り替えていた。これまで3度の検査では陰性だったが、職場に復帰するために22日に受けたPCR検査で感染が判明。
知事の体調に異常はないため、自宅で療養しながら必要に応じて電話やメールで公務を指示する予定。

復帰の時期は未定で、内堀知事は「誰でも感染する可能性がある」として、引き続き対策の徹底を呼びかけている。

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<知事の感染が判明するまでの経緯>
16日(月)福島市内の感染対策の認定をうけた店で、4人で会食。その2日後、参加者一人の陽性が判明したが、対策は万全だったため濃厚接触者に該当はしなかった。その日の夕方・翌日の朝・午前とあわせて3回の検査を行い、すべて陰性だった。それでも念のため、リモート勤務へ切り替えました。
その後も症状はなく、通常勤務に切り替えるため5月22日に検査を受けたところ陽性が判明したという。

感染経路は現時点では不明。
陽性とわかった人と接触があったのは、会食の場だけ。3日後の検査でも陰性。
公務で様々な人と会っているが、福島県の担当者は「会食の参加者との接触が原因かはわからない」とコメントしている。

症状がなくてもリモート勤務としたため、県庁の職員などに濃厚接触者はいなかった。

これまでも、テレワークなど人との接触機会を少なくすることを呼びかけてきた知事自身が、その重要性を証明したともいえそうだ。一方で、ワクチンの接種は2回接種済で3回目接種を2022年の2月以降何度も模索してきたが、公務の都合で延期が続いていたという。