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アスパラガス畑で3割が変色する遅霜被害 出荷できず 農家「霜が降りないよう祈るだけ」福島・南会津町

「上のほう、色変わっているでしょ?濃くなってる」
こう話すのは、福島県南会津町でアスパラガスを栽培する星光一さん。5月8日から露地ものの収穫を始めたが、ちょうどそのタイミングで遅霜の被害に。
畑のアスパラガスの3割ほどに変色などが確認されたため、出荷できず刈り取ったという。

幸いにも、まだ芽が出初めの時期だったため、現時点では出荷に大きな影響はないという。星さんは「自然相手ですから、我々どうすることもできない。ただ霜が降りないことを祈るだけ」と話した。

JAによると、今回の遅霜の被害は南会津町や猪苗代町の山沿いの一部の地域に限られているものの、2月の大雪などの影響で市場に出回る量が減っていて、今後の天気や気温を注視していきたいとしている。