福島市飯坂温泉の中心部でクマ目撃 体長1メートルほど 近くの小学校では保護者が児童を迎えに 警戒続く
福島県福島市の飯坂温泉の中心部で「クマ」を目撃。周辺には旅館も立ち並び、警戒が続いている。
5月20日午前9時40分ごろ、橋を歩く体長1メートルほどのクマが目撃された。場所は福島市飯坂町笠松。温泉街の中心部で、近くに多くの旅館があり、すぐそばには小学校もある。クマの目撃を受け、飯坂小学校では保護者に下校する児童を迎えにくるよう求めた。
保護者は「学校の近くでも(クマが)出ているので、ちょっと心配ですね」「クマ鈴、元々ランドセルにつけて歩いているから、この辺山だし、出るのはしょうがないんですけど」と話す。
これまでのところ周辺で新たなクマの目撃はなく、福島市と警察などが警戒を続けている。
15日には、福島市の中心市街地でもクマが目撃された。
福島県内では今年に入ってから5月19日までに82件の目撃情報が寄せられ、人的被害も発生している。山に入る際やクマの目撃がある場所では十分な注意が必要だ。
(※ツキノワグマ出没特別注意報対象地域:中通り・会津 期間:7月31日まで)