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「猛省を求める」加藤財務・金融担当相 巨額の不正融資発覚のいわき信用組合 金融庁が立ち入検査

巨額の不正融資が明らかになったいわき信用組合について、加藤財務・金融担当大臣は「猛省を求める」と強調、金融庁として立入検査を行ったことを明らかにした。

加藤財務・金融担当相は「未だに真相をつまびらかにしようという姿勢がないということは大変遺憾であり、いわき信用組合にはまず猛省を求めたいと思います」と述べた。加藤財務・金融担当大臣は少なくとも247億円の不正融資が明らかになったいわき信用組合に対して、改めて改善に向けた取り組みを厳しく検証していく考えを強調した。

一連の不祥事発覚を受けて、いわき信用組合は2024年11月、東北財務局から受けた報告命令について、行っていない内部調査を"実施済み"とするなど事実と異なることを報告。2025年2月に東北財務局から再度命令を受けていて、加藤財務・金融担当大臣は「極めて遺憾」とした上で、金融庁として法律に基づき"立入検査"を行ったことを明らかにした。
加藤財務・金融担当相は「金融庁では今回の事案の全容解明に向けて立ち入り検査にも着手していて、さらなる事実関係の確認・検証をしっかり進めていく」と述べた。

また、いわき信用組合は東北財務局から業務改善命令を受けていて、6月30日までに業務改善計画の提出を求められている。