サプライズ販売 ヨークベニマルの備蓄米 郡山市の店舗で1000袋 6月中旬以降に県内全店で 福島
政府が随意契約で放出した備蓄米の販売が6月12日、福島県郡山市でも始まった。これまで事前に告知されていたいわき市や会津若松市とは異なり、今回は"サプライズ販売"となった。
「令和4年度産備蓄米、本日より横塚店先行販売しております!」
12日午前9時30分、備蓄米の販売を知らせる店員の声が響いた郡山市のヨークベニマル横塚店。
「ありがとうございます。お気をつけてどうぞ重たいですので」
5キロ2160円で、令和4年度産の備蓄米が店頭に並んだが、混乱を避けるため事前告知はなく、"サプライズ販売"となった。
買い物客は「全然知りませんでした。だから夕べ、買いに来たのよ、お米きょうの分なくて。まさかきょう(備蓄米が)あると思わなかった。でも良かったです、買えて」「うちは5人家族だから、けっこうご飯は食べるんだよね。これ(5キロ)でこの値段だったらば、一応食べてみて」と話す。
ヨークベニマルが、今回調達した備蓄米は1500トン。
12日の先行販売では、1000袋が準備され、6月中旬以降には福島県内すべての店舗での販売を目指している。
ヨークベニマル商品事業部の大竹誠部長は「なんとか1人でも多くのお客様にご提案できればという風に思っております」と話す。
備蓄米は先週、いわき市や会津若松市でも販売されていて、県内でも流通が広がっている。