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いわき市の聞き取り調査で情報漏えい否定 水道局の官製談合事件で逮捕の市職員 情報のやり取り追及 福島

いわき市水道局が発注した工事の入札を巡る官製談合事件で、逮捕された市の職員の男は、市の聞き取り調査に情報の漏洩を否定していたことが分かった。

いわき市水道局の眞山佳幸容疑者(34)は2024年1月、配水管改良工事の入札で、いわき市内の建設会社の社長などに秘密事項の設計金額などを教え、落札させた疑い。
また、眞山容疑者からの情報をもとに工事を落札した疑いで、建設会社の松原文司容疑者(74)と、松原文隆容疑者(48)が逮捕された。
警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。

いわき市によると、逮捕される前に行った聞き取り調査で、眞山容疑者は「設計に関する価格情報を外部に漏らしたことがあるか」という質問に「ない」と回答していたということだ。

警察は、入札に関する資料などを押収し、どのように情報のやり取りをしていたかなどさらに詳しく調べを進めることにしている。