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小児科病棟をサプライズ訪問 道化師がパフォーマンス披露 闘病中の子供たちに笑顔を 福島・郡山市

福島県郡山市の病院にサプライズゲストが登場!小児科病棟に子どもたちの笑顔が広がった。

花の風船を子どもにプレゼントする道化師。
郡山市の太田西ノ内病院にやってきたのは、道化師の「ホスピタルクラウン」。
風船を受け取った女の子は「これ一瞬で作ってたから『え~すごっ』て思った。楽しかった」と話す。
この病院では、病気やケガで入院中の子どもたちを元気づけようと月に1度、ホスピタルクラウンを招いてサプライズイベントを開いている。

マジックを披露するクラウンK。扁桃腺の手術のため入院していた7歳の男の子。クラウンKのパフォーマンスに笑顔があふれる。
男の子は「なんか、おもしろかった、ふふ」と話し、男の子の母親は「ほっとしました、なんかちょっと(手術)緊張していたので、和らいだかな、喜んでいたので良かったです」と話す。

クラウンKこと、大棟耕介さん。2004年にNPO法人を立ち上げ、国内だけでなくウクライナなど世界の紛争地域の病院でもパフォーマンスを披露してきた。
日本ホスピタル・クラウン協会の大棟耕介理事長は「僕たちは毎日活動していますけど、子どもたちにとっては1ヵ月に1回の訪問なので、期待して待っててくれていて、子どもたちがとても喜んでくれるので、嬉しいです」と話す。

今は150人ほどのホスピタルクラウンが全国で活動していて、今後はさらにメンバーを増やしていきたいという。大棟さんは「もっと福島県の闘病中の子どもたちにクラウンを供給できるかなと思ってですね。全国200病院ぐらいの子どもたちにパフォーマンスができたら良いなと思ってます」と話す。

子どもたちに笑顔を届けるために。ホスピタルクラウンはきょうも全国を飛び回っている。