TOKIO突然の解散発表 福島県民に驚きと寂しさ広がる 福島県はCMを「検討中」 今後のつながりは?
突然の"解散"だった。未曾有の震災と原発事故に直面した福島の復興を後押し続けてきたTOKIOが6月25日、解散をホームページで発表した。国分太一さんにコンプライアンス違反が確認されてから5日、突然の解散に福島県内にも大きな驚きが広がっている。
TOKIOの解散に県民は「あらそうでしたか?知らなかった。ちょっと寂しいかしらね、何か事情があったんでしょうけどね」「ちょっと残念だなって思います。TOKIOの曲とかも好きだったので、あのグループでの曲が聞けなくなるのは残念だなと」と反応。
県民から聞かれたのは、TOKIOと福島のつながりだった。
「長年続いているグループでも解散するんだって衝撃を受けました。ちょっと寂しいですね、(福島との)関りが無くなってしまうところが寂しいですね」「ちょっとショックですよね。福島のために動いていたグループの皆さんだったので。福島の復興のために頑張ってくれていたので、ショックはショックですね」と驚きを隠せない。
25日午後、TOKIOが自らのホームページに公表した解散のお知らせ。
「私たちの活動を温かく受け入れていただいた福島県をはじめとした地域の皆様には突然のご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」
「何が出来ると思います?絶対に何か出来るんですよ。楽しみにしていてください。まだ言えないです」と福島県西郷村の交流拠点「TOKIO-BA」を5月に訪れ、プロジェクトのさらなる展開を話していた国分太一さん。
6月20日に複数のコンプライアンス違反が明らかになると、人気番組を降板し、無期限の活動休止を発表していた。
それから5日、TOKIOが選択したのは"解散"だった。
福島県庁の農産物流通課の前には、長年TOKIOのメンバーが出演していたCMのポスターが掲示されている。未曾有の震災と原発事故に直面した福島の復興を後押しするため、TOKIOは2012年から毎年、福島県産の農林水産物の魅力をアピールするCMに出演していた。
2025年分の放送が近付いている中での、"解散"発表で、県の担当者は「今後は検討中」とコメント。
一方、県庁に設置された「TOKIO課」の担当者は「今後はコメントできない」としている。
期間を定めず休止・休園が発表された「TOKIO-BA」
福島とのつながりは今後どうなってしまうのか、その行方が注目されている。
TOKIO解散を受けて、西郷村の高橋廣志村長は、「突然の解散報道に非常に衝撃を受けました。西郷村で2022年5月から事業を開始したTOKIO-BAも丸3年が経ち、ようやく軌道に乗り始めた矢先の出来事に、残念としか言いようがありません」とコメントしている。