当選から一夜 4選果たした自民・現職の森雅子さん「厳しい結果、重い責任も感じている」参院選・福島
参院選の福島県選挙区で、自民党の現職・森雅子さんは32万7951票を獲得。立憲民主党の新人・石原洋三郎さんを1万8767票差で振り切り、接戦を制した。
当選から一夜、森さんは自民党県連で報道陣の取材に応じ、「本当に厳しい結果となりました、比例の皆様方の思いもしっかり私が代弁してまいる、そういった重い責任も感じています」と話し、東北の選挙区で唯一守った自民党の議席をかみしめていた。
一方、13年ぶりに国政に挑戦し、僅差で議席に届かなかった石原洋三郎さんは「私が不徳の致すところでございまして、今回相手候補の対抗軸ということで決意をして取り組ませていただいたわけでございますが、そこが不十分であったと。私自身反省をするところでございます」と、福島市の選挙事務所で支持者に頭を下げた。
また、今回躍進した参政党の大山里幸子さんは"追い風"を受け、18万票余りの支持を集めた。「議席を得ることは叶いませんでしたが、多くの県民の皆様方がこの福島県を良くしたい、そして日本を良くしたいという熱い思いの方がたくさんいらっしゃったということがわかりまして、この福島県にも希望が見えたなと思いました」と語った。
今回の参院選で、福島県内の投票率は58.39%となり前回よりも4.99ポイント高くなった。