夏の高校野球福島大会もいよいよ準決勝。いわき市で熱戦が繰り広げられた。決勝に駒を進めたのは？絶対王者が意地を見せた。

ベスト4で唯一の公立校・光南と4年連続の出場を目指す聖光学院の一戦。
試合は2回表、光南打線が牙をむく。3本のヒットと打撃妨害で先制すると、その後、1番・西野、2番・五ノ井、さらに4番・大槻のタイムリーで一挙5点の猛攻。

対する聖光学院。粘り強く得点を重ね、6回に1点差まで追い上げる。
そして8回裏。内野安打で同点に追い付いた聖光学院が勝負に出る。2番・芳賀に代えて代打・坂元。「坂元も試合あまり出れてなくて、相当、溜まったものがあったと思ったんで、ここはもう思いっきり勝負だという意味で坂元に託しました」と話した聖光学院・斎藤智也監督。期待に応え、力強く振り抜いた坂元の打球は右中間への逆転タイムリー！5点差をひっくり返した聖光学院が4年連続で決勝に進出した。

◇準決勝＜聖光学院　６－５　光南＞

決勝打の聖光学院・坂元壱選手は「自分の出来ることは変わらないので、ゾーンに来た球を思い切り振るっていうのと、あとは後ろに応援してくださった皆さんや仲間たちのが打たせてくれたのかなと思います」と話した。

光南の五ノ井悠主将は「結果的には負けてしまったんですけど、ほんとに最後の最後まで、全員で食らいついて攻め続けられた試合だと思っています。自分としても最高の夏だったなと思っています」と振り返った。

決勝戦は25日の午前10時から、ヨークいわきスタジアムで行われる。