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福島駅東口再開発 「シェアラウンジ」福島県内初出店へ 書籍にカフェ オフィス機能と居心地よい空間

福島県福島市のJR福島駅前の再開発に新たな動き、再開発ビルの民間エリアに県内初出店が決まった。東京・丸の内や渋谷にも展開されている「SHARE LOUNGE(しぇあらうんじ)」がやってくる。

■東京に展開する「シェアラウンジ」が福島県初出店

福島駅東口地区市街地再開発組合・事務局の清水慶太さんは「こちらいま見えております敷地の手前側にですね、民間エリアを計画しておりまして、現在2階にフードホールの計画が決まっているのと、3階にですね、CCCさんが運営するシェアラウンジが出店することが決まりました」と話す。

駅東口の再開発ビルへの出店が決まったのは、全国でTSUTAYAや蔦屋書店を展開する企業「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」だ。書籍やドリンクなどを備え、ビジネスや憩いの場として利用できる「SHARE LOUNGE」が県内初進出する。
福島市の70代女性は「そこに併設されて、子どもも素足でちょっと寝転んだりできるといいけどね、なんでもいいから早く作ってもらわないとね」「どうだい?駅に来たって何も楽しくないでしょ?」と言うと孫は「うん」と答える。
10代男性は「おしゃれです。疲れた時のリフレッシュとか、土日暇な時とかに使うのはいいかなと思います」と話す。


■出店を決めた企業は

進出を決めた企業は福島駅前の魅力について...CCCパートナーシップ&コンサルティング・事業開発部の村上清登部長は「福島の駅前、特に新幹線が止まるので、いわゆるビジネスマンのユーズもあるし、住んでいる方々もいわゆるカフェ的に使っていただける要素として、シャアラウンジを支持いただけるのではないかなと思っていて(出店を決めた)、ターゲットとする顧客はどんどん増えていくんじゃないかなとは思っています」という。

■再開発ビルは2029年度開業予定

福島駅東口地区市街地再開発組合の清水さんは「今までの福島駅前にないコンテンツを持ち合わせながらも、新しい福島の発信拠点にしたいという我々の思いに共感いただける企業さんと今お話を進めています。(駅前は)街の印象を決める顔になると思っていますので、駅前っていいねって、地元の人が自信をもって言えるような、そんな駅前を作っていきたいと思っています」と話す。

全貌が少しずつ見え始めた再開発ビル、2029年度に開業予定だ。

■シェアオフィスの機能性と居心地の良さ

コンセプトは「発想が生まれ、シェアする場所」。シェアオフィスの機能性とラウンジの居心地の良さを併せ持つ空間となっている。
まず特徴一つ目は「気軽に利用できる!選べるプラン」。最短60分から1日の利用プランがあり、通話やオンライン会議も出来る。
2つ目は「居心地の良い空間」。ビジネス書や人気のマンガなど様々な本を自由に閲覧することが出来る。席の種類も豊富だ。
3つ目はなんと!フリードリンク・フード。店内に並ぶパンやスナック、ドリンクは時間内で自由に楽しめる。そして、アルコールプランを利用すると、ビールやハイボールなども楽しめるということだ。

完成はまだまだ先だが、SHARELOUNGEをきっかけにまた駅前が賑わうことを期待したい。