ニュース

除染土の県外最終処分へ 福島視察の林官房長官「月内にもロードマップを取りまとめ」<福島県>

林官房長官は除染で出た土の県外最終処分に向けて、月内にも工程表を取りまとめる考えを示した。

林官房長官は10日に除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を視察。全体の4分の3にあたる放射性物質の濃度が基準を下回る土については、公共事業などで再生利用を進めることになっていて、その実証事業の状況などを確認した。

そして視察の後、記者団に対して法律で定められた2045年までの県外最終処分に向け、月内にも工程表を取りまとめる考えを示した。

林官房長官「最終処分に向けた取り組みをさらに前進させていくためのカギとなります、復興再生利用等の推進のために政府一丸となって取り組む事項、これを月内にもロードマップとして取りまとめ、実行に移していきたいと考えている」

除染で出た土をめぐっては、先月初めての再生利用が総理官邸で始まったが、受け入れ先の確保などが課題になっている。