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恵みの雨で生育一気に進む 主力の「あかつき」は終盤 暑さで甘い福島のモモ 「まどか」収穫へ 

福島のモモの主力品種「あかつき」人気が続くなか...美味しそうな「あかつき」がびっしりと実をつけている。農家はいま収穫作業に追われている。

福島市の金子清高(かねこきよたか)さんのモモ畑では、収穫の最終盤を迎え、早朝から大忙しだ。金子さんは「今年あのずっと暑かったので、暑すぎて色がなかなか入らんかったんですけど、ここに来て雨もらって涼しくなってきたので、その分色がどんどん入ってきて今すごい採り頃ですね」と話す。

今年は厳しい暑さと雨不足から、色づきが遅れたり、サイズが大きくなりにくかったりしたが、ここ数日の恵みの雨で一気に成育が進んだ。収穫の時期は通常よりも5日ほど遅れているものの、例年並みの量が出荷できるということだ。
金子さんは「今年の桃は暑さもあって糖度がすごく高いです。食べては非常においしいので、是非ともみんなに食べていただきたいなと思います」と話した。

「あかつき」の収穫は10日頃まで。次は「まどか」にバトンタッチする。

福島の夏の味覚はモモ。福島県は2025年もモモのPRに積極的だ。郡山市のスーパーでは、6日「あかつき」の試食販売会が行われた。「(食べて)おいしいです。甘くて、とっても」と女性客。
県が主催するキャンペーンの一環で、セレモニーでは福島県の内堀知事が「福島の食を食べて応援してほしい」と来場者に呼びかけた。
また、事前に整理券を受け取った来場者100人には、モモのジュースも記念品として配られた。