今年も美味しいコメに 福島・湯川村のふるさと納税受付 返礼品の新米が人気 申し込み相次ぐ
青々とした田んぼが広がる会津盆地のど真ん中に位置する福島県湯川村。
コメ農家の鈴木正之さんは連日、草刈りや水の管理に追われている。鈴木さんは「暑いのは暑いんですけど、倒伏はしないような感じは持っていますよね。ですから去年から見ると品質はいくらかは上がると思っています。今年も頑張って美味しいコメになるように作っております」と話す。
その湯川村のコメ、2025年もふるさと納税の返礼品として注目されている。
「お電話ありがとうございます。湯川村ふるさと納税、オカザキが承ります」村が8月18日午前8時半からふるさと納税の通常受付を始めると、相次いだ申込の電話。1万4千円の寄付に対して、前年度の返礼品は新米7キロ、2025年度はコメの価格高騰により新米5キロに変更されたが...。
5月から始めた先行受け付けでは、開始から1週間で限定の100俵に達したため、さらに100俵を追加する対応も。これまでの分と合わせると目標金額の1億2千万円の25%にあたる約3千万円の寄付が既に寄せられているということだ。
湯川村の佐野盛至(さのせいし)村長は「是非とも湯川村のお米を全国の皆さんに食べていただいて、美味しいを感じていただければなと思います」と話す。
前年度に寄せられた約1億2千万円のうち、コメの返礼品が99%以上を占めた湯川村。2025年度は10月下旬の発送を予定していて、村内で順調に育つ稲穂が、その時を待っている。
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