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スーパーにも新米入荷 銘柄米と備蓄米の価格に大きな開き 安い備蓄米の販売期限を延長

多くの消費者が待ち望む2025年の新米...気になるのはその価格だ。

福島県相馬市のスーパー「フレスコキクチ相馬店」では、9月初旬から新米が入荷し、2024年産の銘柄米よりも400円ほど高い価格で販売している。
農林水産省による全国の備蓄米販売店舗での「銘柄米」「備蓄米」「銘柄米と備蓄米のブレンド」の平均価格をみると、「銘柄米」と「備蓄米」には、2倍以上の開きがある。この店舗では、8月中旬に備蓄米を店頭に出したところ、販売開始後すぐに売り切れてしまった。

買い物客は「備蓄米あれば買いますよ、だってないんだもん。(備蓄米)買おうと思って折り込み出ると、もう来るとないんです。午後来ると。完売しちゃって」と話す。
フレスコキクチの吉田学次長は「2000円以下のお米があると助かるお客様がいるから、何とかこう取れたらいいなとは思ってますね」という。

政府は当初、新米の流通への影響を配慮し、備蓄米の販売期限を「8月末まで」としていたが、これを延長。当面は高値の傾向がある新米と安い備蓄米の共存が続き、販売動向によって平均価格が上下する状況が続く見通しだ。