西谷棚田で収穫した酒米で日本酒づくり 大七酒造が新商品発表 地元の農家と棚田を再生 福島・二本松市
福島県二本松市の棚田で収穫した酒米を使用した日本酒が完成し、発表会が開かれた。
二本松市の西谷棚田(にしたにたなだ)で開かれた日本酒の発表会には、地元の農家など関係者が集まった。霞ヶ城の近くに位置し、「つなぐ棚田遺産」に認定されている西谷棚田。大七酒造では、3年前から地元の農家とともに棚田の再生と保全活動に取り組み、2024年からは収穫した酒米を使用した日本酒造りを進めてきた。
大七酒造の太田七右衛門社長は「ゼロからスタートして、皆さんの思いで、ここまで広がった希望の象徴だと思うんです。これからも力一杯ですね、この試みを継続していきたい、という風に思っております」と話した。
完成した日本酒は、10月4日から県内の酒販店などで販売される。