ニュース

地産地消にこだわったイタリアン 旬のリンゴ使った季節限定ピザも 福島・桑折町PizzaSta

桑折町の農業を発信する拠点「レガーレこおり」内にあるイタリアンレストラン「PizzaSta(ピザスタ)」。地元の野菜や果物を生かした料理とピザで人気を集めている。佐々木健料理長は「地産地消」にこだわり、旬の食材を使った料理を提供している。

■王道マルゲリータやデザートピザも
「PizzaSta」の看板メニューは手練りで1日寝かせた生地を使用したピザだ。佐々木料理長は「ふわもちという食感を作り出しています。冷めても美味しいピザとなっています」と話す。
定番の「マルゲリータ」(1,470円)は、バジルに真っ赤なトマト、クリーミーなモッツァレラチーズがのった王道の一品。焼きたてはチーズが伸び、柔らかい生地と相まって濃厚なハーモニーを生み出している。

■桑折町の名産リンゴをたっぷり使ったピザ
秋の季節限定メニューは、桑折町の名産であるリンゴを使ったピザだ。「桑折町産りんごのクリームボックスピザ」(1,500円)は、ピザ1枚にリンゴ1個分ほどがふんだんに使われている。スライスしたリンゴの下には自家製のリンゴジャム、そしてミルククリームがトッピングされている。
リンゴの酸味とジャム、クリームの甘みが絶妙に組み合わさり、後味さっぱりで何枚でも食べられそうな美味しさだ。

■地元食材を活かしたビュッフェと食育活動
店内には地元の野菜や果物を使ったサラダビュッフェも用意されている。サラダの他にもキッシュや特製スープなど、地元の食材をふんだんに使った料理が食べ放題で楽しめる。
このサラダビュッフェは、選べるピザやパスタなどのメイン料理ひと品とドリンクのセットで楽しめるほか、単品でも注文できる。
佐々木料理長は仕入れ先の畑に足を運び、生産者との交流も大切にしているという。単に料理を提供するだけでなく「こんなにすごい農家がいる」と生産者が注目されるような仕掛けも作りたいと考えている。
店内には生産者の写真も飾られており、顔が見えることでより野菜に親しみを感じ、味わいも一層深まりそうだ。
さらに「PizzaSta」では食育活動として、旬の食材を使ったピザ作り体験も行っている。個人向けと団体向けのプランがあり、事前の申し込みが必要だ。

■使われなくなった幼稚園をリノベーション
店内はカウンター席やゆったりとしたテーブル席があり、子ども用の椅子も用意されているため、家族連れでも安心して利用できる。店内で目を引くのが大きな黒板。ここは使われなくなった幼稚園をリノベーションした空間なのだ。
「PizzaSta」がある「レガーレこおり」は、桑折町の農業を発信する拠点として2018年にオープン。建物のすぐ目の前にある芝生の広場では、月に一度、地元の野菜や加工品などを販売するマルシェを開いており、地域の交流拠点ともなっている。

<PizzaSta>
桑折町大字下郡字下郡前5-2 レガーレこおり内
【営業時間】ランチ 午前11:30〜午後3:00(L.O午後2:00)※テイクアウトは午後3:00まで
ディナー 午後5:00〜午後8:00(最終入店午後7:00)
※生地がなくなり次第終了
【定休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、木曜日はランチのみ、火曜日不定休