吾妻山に冬の便り 初冠雪を観測 去年より8日遅く 秋と冬の境目を訪ねて磐梯吾妻スカイラインへ
季節が一歩ずつ冬へと向かっているのを感じる。そうしたなか、福島市の吾妻山に例年より少しだけ遅く冬の便りがやってきた。
雲の隙間から...見えた!朝日に照らされて輝く吾妻山の初冠雪。福島地方気象台は10月28日平年よりも2日、去年よりも8日遅い初冠雪の観測を発表した。
徐々に聞こえてくる冬の足音を追って、磐梯吾妻スカイラインへ!
鮮やかな紅葉が雨でつややかに輝く、秋の景色を駆け抜けた先には...スカイラインの最高点、標高約1600mのところまでやって来た。ここまで来ると雪もパラパラと降っていて、空気が冷え込んでいる。道路脇にはうっすらと雪が積もっているのがわかる。
紅葉とはうってかわって標高1600mの浄土平は凍える寒さに...しかし、秋と冬が入り混じるこの瞬間を楽しもうと多くの人で賑わっていた。訪れた人は「初めて見たもんですからね、雪を。この山を登るときに、まさかこんな天気になるとは思わなかったので、びっくりしました」と話す。
突然の冬の気配に焦る人も...「(タイヤ交換とかしました?)いやまだしてないです。来月入ったらもうすぐやらないとだめですよね」と話す。
県内は28日夜から29日にかけても冷え込む予想。スカイラインは路面凍結の恐れがあるため、29日朝8時まで通行止めとなる。
















